開帳 毎月 21日
ご本尊の十一面観音菩薩像は高さが5.4mの木彫の巨像で左手に水瓶、右手に錫杖を持つ長谷式の形式のものです。
高天寺本堂より移したものです。
江戸時代に大修復され金箔の偉容を誇られるお姿です。
頭上に十一の顔があり全ての方向を見つめて人々を救済します。
頭頂に仏面、頭上の正面側に菩薩面(3面)、左側(向かって右)に瞋怒面(3面)、右側(向かって左)に狗牙上出面(3面)、拝観者からは見えない背面に大笑面(1面)を表わしています。
ご本尊の十一面観音菩薩像は「生かせいのちの本像」として近在の人びとの信仰を集めています。
ご本尊 十一面観音菩薩像の脇には六牙の白像にのった普賢菩薩像があります。
普賢とは、十方世界に普く現れ方便を持って人々を救う観音です。
写真にはありませんが、十一面観音菩薩像の右脇に大威徳明王(江戸時代 1708年造)を奉っています。
六面六臂六足で水牛に跨っている姿です。
六面とは前六識(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚、霊感)を表し、六手とは六波羅蜜業(布施、持戒、忍辱、禅定、精進、般若・智慧)を成し遂げた事を表し、六足は人々が迷う六道を清め、神通力を発揮できる事を表しています。
大師堂に弘法大師像を納めております。江戸時代の木彫坐像です。
寺宝の涅槃像は室町時代のたいへん珍しい木彫の像で、半金色で螺髪は粗にして彫眼です。
左手は腰の上に置き、右手は耳もとへあてているお姿です。
現在、奈良国立博物館に収蔵されています。
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から